明日使えないムダコマ知識 ~歴史に消えた面白仕様~
こちらの記事はMinecraft Command Advent Calendar 2023への参加記事になっています
hi こんにちは
今回は明日使えないムダなコマンド知識と題しまして、歴史に消えた過去の面白仕様を紹介していこうと思います
内容的には実質消えた仕様の供養も兼ねた回顧録のような記事になります
それでは早速見ていきましょう。
R.I.P.
何でも飾れる植木鉢
14w06b~14w11b
過去の仕様として"何でも"飾ることができる植木鉢が存在しました
文字通り"何でも"飾れた為、ブロックや植物ではないアイテムなども入れ放題でした
さらに一部アイテムは表示についてもしっかりした物として飾ることが可能でした
以下のコマンドを使用することで置き換えることができました
/blockdata ~ ~1 ~ {Data:0,Item:175}
しばらくしてから、入れられるアイテムが特定の植物のみに限定されるようになった為、この仕様はお亡くなりになりました。
現在ではdisplayなどを使用して再現できるかもしれません。
R.I.P.
クソデカアイコンブロック
14w10a~14w21b
過去の仕様として、アイテムのDamage値による見た目の変化がアイコンにも反映される、という仕様が存在しました
以下のコマンドを使用して手に入れた特殊なブロックアイテムは
アイコンの表示がスロットいっぱいにクソデカくなりました
/summon Item ~ ~3 ~ {Item:{id:1,Damage:7,Count:1}}
しばらくして、アイコンの表示が統一されたことにより、この仕様はお亡くなりになりました。
現在ではリソースパックやシェーダーを使うことで再現することが可能です。
R.I.P.
スポナーinスポナー表示
13w47a~15w32c
過去の仕様として、スポナーカートのスポナーを作る事で中の表示が入れ子となる仕様がありました
この仕様を使い、巨大モブや極小のブロックをエンティティなしで装飾できました
しかし、いつからかスポナーカート内が表示されないバグが発生し、今日まで修正されることのないままになっているので
この仕様は実質お亡くなりになりました。
現在ではdisplayなどを使用して再現できると思います。
R.I.P.
マイナス成長馬
13w36a~14w28a
過去の仕様として、Ageを負の値にすることでマイナスに成長した馬を召喚できる仕様がありました
この馬を使うことで上下位置が反転した騎乗が可能になります
/summon Boat ~ ~5 ~ {Riding:{id:EntityHorse,Tame:1b,Age:-150000,ActiveEffects:[{Id:14,Amplifier:128,Duration:100000,ShowParticles:false}],Health:1s,Riding:{ExplosionPower:0,id:Fireball,direction:[0.0,0.0,0.0]}}}
上記のコマンドで召喚される火の玉の上に乗ったマイナス成長馬に乗る事で、プレイヤーは火の玉よりも下に騎乗できるようになります
これにより火の玉を殴った際の移動が、乗っているプレイヤーにも反映される乗り物ができました。
しかし案の定バグのような仕様でしたのでしばらくしてから修正され、この仕様はお亡くなりになりました。
現在ではtpなどを使用することで再現できると思います。
R.I.P.
外部サイト連携カスタムヘッド
1.7.2~1.8.3
過去の仕様として、モブヘッドのスキン情報を外部サイトから取ることが可能な時期が存在しました
モブヘッドが普及し始めていた時期に、この仕様を利用して外部サイトとの通信が擬似的に可能であることが発見されました
やがて海外等でも知られるようになり、様々な活用方法も開発されていきました
https://www.reddit.com/r/Minecraft/comments/32md2t/since_map_makers_can_use_custom_skulls_and_log/
△プレイヤーのIPアドレスが表示されるモブヘッドが開発された
しかし、これを利用してクライアントをクラッシュさせることが可能な脆弱性が見つかった為
この機能は発掘されてから比較的早くに修正されることとなりました
具体的には"外部サーバーからのスキン画像は読み込まない"ようになり、この仕様はお亡くなりになりました。
現在でも代替となる機能は存在していないので、今思うとなかなか惜しい仕様であったかもしれません。
他にも、消えてはいませんが別の技術で代替できるようになり使われなくなっていった仕様も存在します
fillクロック
上下にfillコマンドを仕込んだコマンドブロックを置き、レッドストーンブロックを挟むことで
間のブロックが高速で置き換わり、周囲に設置したコマンドブロックがクロック動作をするという機構が使われていました
現在ではリピートコマンドブロックがその役割を担っています。
wither_skullマーカー
以前は、位置が固定化できる透明なエンティティとして、ウィザーの攻撃時に射出されるwither_skullというエンティティが重宝されていました
現在では代わりにarmor_standやmarkerがその役割を担っています。
いかがでしたでしょうか
このようにまだまだ氷山の一角ではありますが、消えた仕様についていくつかまとめてみました
現在ではこれらのほとんどの技術に対して代替方法が存在していますが、中には代替不可の惜しい仕様もいくつか存在していました。
これからもスナップショットなどで追加される機能、削除される機能などが現れるかもしれませんが
一喜一憂しながらアップデートを楽しんでいきましょう。
おわり
モブヘッドの奴衝撃でした。無くなったの残念…
分かります...!また何かしら別の形で実装できるようになったらいいですよね...
これからのアップデートに期待しましょう...!